GW中に、青梅駅のレトロ散歩をしてみようと出向きました。駅を出ると祭りが行われていました。青梅大祭りといって5月3日に行われている大きなお祭りのようです。全く知らずに行ったので想定外。

当初、レトロな街並みを軽く歩いたあと、青梅丘陵の一部を散策する予定だったのですが、かなりローペースで街中を進み、すっかり時間が経過してしまったのと、想像以上に蒸し暑かったので、祭りを堪能したあとに丘陵に行くのは断念して東青梅駅から帰途につきました。

 

今回のコース概要

青梅駅~昭和レトロ博物館~青梅赤塚不二夫会館~昭和幻想館~東青梅駅

約2.5キロ

気温25度

行った日5月3日

 

青梅駅

青梅駅の構内に、昭和の映画看板などが展示されているのですが、ものすごい人が降りたので見るどころではありませんでした。予想外の混雑の理由はこれだったのです。青梅大祭。

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前々から行こうと思っていた青梅駅散策。たまたま今朝「ここに行ってみる?」と夫と決定して出向いてみたら、365分の1の確率で大当たり。まあ、今日はお祭りをしているところが多いわけでしょうが。

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レトロな駅の看板。ローマ字表記にすると「おうめ」じゃなくて「おーめ」なんですね。「おうめ駅」と言っているけれど調べてみたら青の部分はオオと発音するからオオメ→オーメなんだそうです。

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出店が多数。山車とともに笛の音がピーヒャラピーヒャラ鳴り、小太鼓の音も聞こえます。

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山車は全部で12台出ているそうです。地区名が入っています。山車って、一台3千万円とかするらしいのですが、確かに近くで見ると日本の伝統工芸の極みが垣間見えます。造りもさることながら、周囲を覆う布の刺繍もすごいです。本物ですよ。

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山車の全面にはこのように踊るような動きをする神様役っぽいひとが一人、小太鼓をたたく人が女性で二人、横笛を吹く人が男性一人でだいたい若い男女が4人体制くらいで乗っていました。さらに、山車の天井には中年くらいの男性が2~4人くらい乗っています。

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テレビで見る関西の過激なお祭りのようではなく、天井に乗っている人は静かに座っています。(この画像はたまたま立っているけど)

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小中学生くらいの子供は化粧と衣装を着て歩いています。山車に乗っているお面を付けた人は激しい動きをして踊るキャラもあれば、静かにゆったりしたキャラもあります。山車同士が鉢合うと、キャラ同士が競い合っているように動きが大きくなります。

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山車は車はそのままに、上の本体部分だけが360度くるりと回る造りになっているようです。狭い場所でも車の向きを変えることなく、上の部分だけの向きだけを自由に変えられるようです。

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山車を前方に移動するには10メートル前後の太い縄(運動会の綱引きくらい)が二本全面に通っており、それをはっぴを着た中年男性がゆっくり歩いて移動しています。

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山車は商店などの前に止まり祈願などの目的かしばらくその前に向きを変えて停止していたりもします。

 

途中、横丁があったり。

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こんな感じのレトロなお店も。

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屋台はたくさん出ていて迷います。

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ここに入ってみます。

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単体で入るチケットの他、3館共通のチケットがあります。3館共通のチケットを買いました。(昭和レトロ博物館、赤塚不二夫館、昭和幻想館)

一歩入ると昭和の世界。

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私よりももう少しだけ上の世代が子供の頃・・位だと思います。二階は雪女に関する資料が展示されていました。雪女の舞台は実は青梅説があるんだそうです。え~?北陸とか東北とかじゃないの??

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ここの建物内にいたら、鼻と口がむずがゆくなってきました。土間で古い建物なので、カビかほこり等のせいだと思います。中は1フロアで広くはありません。正直300円は高いかなあ。

ここを出てすぐ隣のお店で水餃子を食べました。料金はご飯、水餃子、で500円です。お店には小さいカウンターの他テーブルは3つだけです。お店は年配のご夫婦(?)がやっているのか、博物館がらみの経営なのかちょっと不明。商売熱心な感じではなく、ゆったり趣味でやっているようなのんびりした雰囲気です。店内のテーブルと椅子は木製ですが手作りっぽいです。

次は赤塚不二夫館へ。

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2へつづく


一階は、こんな感じ。
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トキワ荘の再現、テーブルがなくて漫画を足代わりに描いていたそうです。

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二階は撮影禁止で原画が展示してあります。原画はプロという感じで流れるようなペンタッチで修正したような形跡がほとんどない、美しい原稿でした。

外に出ると、こんな公衆電話などがあります。

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停留所もレトロ。今日は人が多すぎでレトロを楽しむ余裕がありません。

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こちらは祭りの元である住吉神社ですね。

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こちらの山車には、能のお面みたいなのをかぶった方が載ってます。この方の動きは静か名雰囲気です。

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チケットの最後である昭和幻想館に。

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こんな感じの猫のキャラが展示してあります。

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このあと、青梅鉄道公園に抜けようと思っていたのですが、祭りの賑わいで入る道を通り過ぎてしまったようです。気温も高く、ちょうど近くに現れた東青梅駅から帰ることにしました。

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静かに歩くつもりが想定外の賑やかさでした。貴重な祭りを見られて良かったです。ただしいくつかの想定外が合ったのも事実。

想定外1

レトロな町並みが見られなかった

良くも悪くも祭りの人混み、出店、賑やかさで街並みを堪能するのは無理な日でした。これは仕方ありません。と言うか祭りを見られてラッキーと言うことでしょう。

想定外2

トイレが不便

仮説っぽいのは途中一カ所見かけたのですが、予定していた水餃子の店か3つの博物館で入ろうと思っていたのです。ところがレトロ博物館では見当たらず、水餃子の店は不明、赤塚不二夫博物館ではトイレが2つ並んでいるのにどちらも「男女共通」なのでやめました。昭和幻想館で入ろうとすると、古そうな扉に男女共通のトイレが一つ。出てきたおじさんが「なんかね、便座が汚かったよ。男の私でもどうしようかな。とためらったよ。」と言っていたので、やめることに。結局、東青梅駅でやっとトイレに入りました。

もしかすると住吉神社あたりにトイレが合ったかもしれませんが、この界隈はトイレがあまり充実していないようです。駅でトイレに行っておくことをお勧めします。

想定外3

祭りにより、曲がる道を見逃してしまいました。

そのうち、もう一度出直してじっくり静かな青梅を見に来ようかなとも考えています。

3つの博物館ですが、個人的評価です。

昭和レトロ博物館

入場料300円・・それなりに面白くはあるのですが、昭和の雰囲気ならば細かい展示物はないけれどお台場の店の中の方が雰囲気があります・・っていったら元も子もないか・・150~200円位なら妥当なんだけど。

所要時間5分

赤塚不二夫博物館

入場料400円・・赤塚不二夫の原画がたくさん展示してありますので妥当な金額と思います。興味のある人にしたら貴重な物だと思います。私はひみつのアッコちゃんの原稿が興味深かったですが、ただ、それほど特に大きな思い入れもないので、猫に小判で「へ~」な感じでした。(ごめんなさい。)

所要時間最低10~15分くらい(興味がある方には30分でも1時間でも)

昭和幻想館

入場料250円・・有田ひろみさんという方の猫のキャラの作品が展示してあります。この方のファン、猫好きならいいかも。

所要時間5分

 

今回は、共通800円チケットで見たのですが、特に無理して見なくても良いかなという印象です。興味のある所を単体で見る方が良いと思います。

貴重なお祭りを見ることが出来てラッキーでした。山車に乗る若者を見ていると、最近の個人主義な人たちと無縁の空気を感じます。

それぞれが年代別の役割を担い、事前に相当な練習や準備をしているだろうことも垣間見えます。豪華な山車も住民がお金を出して買っているわけですよね。お互いの結束がなければ実現しないこのお祭り。それは、今後の幸せと願い災いが起きないようにという願いなんですよね。

おわり